マレーシアのコールセンターで働くって?

カテゴリ:
就職関連
更新日:
2021.03.18
マレーシア就職 求人」などと検索をするとよく目にするのがコールセンターでのカスタマーサポート業務。実は、コールセンターのお仕事は日本人のマレーシア就職においてとても人気の高い職業なのです。ではなぜたくさんの日本人がコールセンターで働いているのでしょうか?今回はその人気の理由をまとめてみました!

 

コールセンターでの仕事って?

 

 

コールセンターでの業務は基本的にお客様やクライアント企業に対する電話・メール・チャット対応です。

 

商品などの購入やIT機器などのサポート、クレーム対応などのインバウンドと、お客様や顧客に商品を売り込んだりヒアリングをするアウトバウンドの2種類に分けられるのが特徴です。

 

対応する商品・サービス内容は様々で、有名ネットショッピングサイトの商品購入処理から航空券発行、宿泊施設予約まで幅広くあります。

 

常にお客様やクライアントの電話・メール対応をするため、語彙力や話す力が格段にアップするのは間違いなしのお仕事です。

 

コールセンターはなぜ人気?

 

 

先ほどもご紹介した通り、マレーシアでのコールセンター業務は幅広い層からとても人気の高い職業です。

 

しかしなぜそこまで人気なのでしょうか?

 

マレーシアでコールセンターに勤務する際の魅力的な特徴をいくつか見ていきましょう。

 

初めてでも挑戦しやすい

 

海外就職をする上でのハードルとして、まず一つ挙げられるのがビザの問題です。

 

国外で雇用をしてもらうにはその国の政府にあなたが必要な人材であることを証明する必要があり、職務経験があまりない方にとっては難しいのが現状です。

 

特にマレーシアでは、学歴にもよりますが基本的には最低でも3年以上の職歴を求められます。

 

そんな中でもほとんどのコールセンターの企業は政府からMSCステータスというビザ取得の優遇を受けているため、職歴が無くてもビザを取得することが可能!

 

4年大学卒業者であれば新卒でもマレーシア就職ができます!

 

ですので未経験の方にも優しく挑戦しやすい就職先と言えますね。

 

給料・手当てが良い

 

 

コールセンターでの仕事はその他の現地採用の仕事と比べても給料が高く、その他の手当てもしっかりしている場合が多いです。

 

現地採用としてローカル企業に就職する場合の給与は約月RM5,000〜 (約13万円〜) なのに対し、コールセンターでは約月RM6,000〜 (約16万〜) とかなり大きな違いがあります。

 

日本の給料と比べるとどちらも安く感じるとは思いますが、日本よりも物価が安いマレーシアでは贅沢をしすぎなければ十分良い生活をすることが可能な金額です。

 

また企業からの手当てがしっかりしているところも多い印象があります。

 

例えばカバーされている項目が多い医療保険、マレーシアに来るための航空券や住む場所が決まるまでの宿やホテル代などの負担などの支給をしている場合があります。

 

そのため、海外に慣れていなく移住するのが不安な方にとってはとても安心ですね。

 

英語力に自信が無くても大丈夫

 

 

海外就職をするに当たってもう一つの大きな壁と言えば、言語ですよね。

 

海外就職に興味はあるけど英語に自信が無くてなかなか一歩が踏み出せないというか方が多いです。

 

しかしコールセンターでの仕事であれば、英語力を問わない企業もあり、その場合は日本語だけでの業務が可能です。

 

また、そんな企業でも社員たちが受けれる英語レッスンを設けている会社もあり日本語で仕事をしながら同時に英語力を伸ばしていく事が可能です。

 

いくら英語力を問われない仕事だと言っても、海外で生活している上で英語ができることに越したことはありませんし、英語力を身に付けることで今後の転職先の選択肢も広がること間違いなしです。

 

お仕事のキャリアプラン

 

 

海外就職では「雇用されること」がゴールと考え企業にオファーがもらえるとそこで一旦やるべきことが終わったように感じることが多いです。

 

しかし、海外にせよ国外にせよ就職のゴールは雇われることだけではなく、今後何をするのか、どうキャリアアップしていくのかを決めていくことは大切な事ですよね。

 

それはマレーシアで就職する場合でも同じ事が言えます。

 

コールセンターからのキャリアアップとしては、大まかに分けて以下のようなものが考えられます。

 

・数年コールセンターで働いてその後マレーシアの別の企業や別の職種に転職をする

・日本に帰ってキャリアアップをする

・マレーシアや日本以外の他の国で転職をする

・長めにコールセンターに勤めて昇格を狙う

 

一番多いのが、数年間コールセンターで勤めたのち、マレーシアの他のコールセンターやそれ以外の職種に転職する人です。

 

ただ、コールセンターでのお仕事は専門性のある職種ではないため、将来進む道が他の職種より良く言えば広く、悪く言えば選択肢が多すぎて定めづらいという特徴があります。

 

また、一度海外で働くとその後日本が恋しくなったり、逆に他の国での就職にも抵抗がなくなり場所という面でも選択肢が日本とマレーシアを含め世界中に広がります。

 

あまり勤め先を頻繁に変えずにキャリアアップしたい場合は、もちろんその企業に長めに勤めて成果を発揮し、昇格をしていく方法でも可能ですよ。

 

このように、コールセンターから進むことができる道はとても幅広いです。

 

選択肢が多いからこそ、今後コールセンターに就職したとしてその後はどうしていきたいのかということは、大まかにでも考えておくことが大切です。

 

まとめ

 

今回はマレーシアで日本人に人気の高いコールセンターでのお仕事について詳しくご紹介しました。

 

何かとネガティブなイメージがある印象の職業ではありますが、その人の目的や、その経験をどう利用していくかによってはとても意味のあるものになるでしょう。

 

スキルも経験もないけど海外で就職をしたい!という方はぜひマレーシアのコールセンターでのお仕事を視野に入れてみてはどうでしょうか。

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マレーシアで働くならどのエリア?
日本人を対象とした求人が多いのは、日系企業が多い都市部が中心。求人数が多いのはだんとつでクアラルンプールとその近郊のセランゴール州です。
・クアラルンプール(首都):日本人の大部分はクアラルンプール在住。歴史ある日本人コミュニティがあり、発展した住みやすいエリア。求人数は多く、仕事を見つけやすい。
・セランゴール州:クアラルンプール近郊のエリア。工業団地に工場を構える日系製造業多数。求人数は多く、仕事は見つけやすいが、公共交通機関があまり発達しておらず車がないと不便。
・ペナン州:発展したペナン島の都市部が観光地として有名ですが、橋を渡った半島部には工業地帯が広がり日系企業も多数。移動には車が必須だが、程よく発展して住みやすいエリア。求人情報数はあまり多くない。
・ジョホールバル:マレー半島南端に位置するシンガポ―ルに最も近い町。日本人コミュニティあり。求人情報数は少ない。
・サバ州/サラワク州:ボルネオ島に位置し、製造業が多いエリア。求人情報数は少ないが、給与は高め。
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