マレーシアでも車を運転したい!運転免許はどうしたらいいの?

カテゴリ:
マレーシア紹介
更新日:
2021.03.03
車社会であるマレーシアに移住するにあたって気になるのがやはり運転免許のこと。今回は、そんなマレーシアで車を運転するのに必要な運転免許について詳しくお話します。すでに日本の免許を持っている方も、これから取得したいと考えている方も是非参考にしてください!

 

マレーシアで運転をするには

 

 

マレーシアで運転をするには、マレーシア国内で有効な運転免許を持っている必要があります。それには主に以下の2つの方法があります。

 

  1. 日本の免許をマレーシアの免許、又は国際免許に書き換える
  2. マレーシアで免許を取得する

 

日本で運転免許をすでに取得している方は、免許を書き換えてしまう方がよりスムーズなためおすすめです。

 

一方で、まだ免許を取得していないがマレーシアに移住してから欲しいと考えている方でしたら、マレーシ国内で免許を取得すると安い値段で済ますことができますよ!では実際どのように免許書き換えや取得をするのでしょうか?

 

方法①「日本の免許を書き換える」

 

 

2018年から2年間停止されていた外国の運転免許証の書き換えですが、2020年12月に再会されることが決まったと発表がありました!

 

・外交官(以前から可能)

・MM2Hパス保持者(以前から可能)

・配偶者ビザ保持者

・就労ビザなどの保持者

 

を対象として、どの国の免許の書き換えも可能になりました。詳しくは、在マレーシア日本大使館のWebサイトをご覧ください。

 

そのため、今現在有効な日本の運転免許証を持っている方はこれが一番簡単な方法です。現時点では、書き換えの手続きができる場所がKLとセランゴールに1ヶ所つづとなっておりますのでご注意ください。その他の州も今後徐々に手続き可能になっていくようです!

 

方法②「マレーシアで免許を取得する」

 

 

マレーシアに来る前に免許を持っておくと楽ではありますが、もうすでにマレーシアに来ていて日本で取得できるチャンスがないなんて方には、この方法がおすすめです。マレーシアでの免許取得はなんといっても値段が安い!マニュアル免許が大体RM1,000~RM1,500(約2万6千円~4万円)、少し値段の上がるオートマ免許でさえたったRM2,000~RM3,000(約5万円~7万円)で取得が可能です!とてもお得ですよね!

 

ただプランによって値段は変動し、食事や送り迎えがついているもの、実技テストが何度も受けられる保証付きのものなど様々あります。一度調べてみてどんなプランがあるか見てみるのもいいかもしれませんね。

 

免許取得までは以下のような流れで進みます。

 

  1. 6時間の講義を受ける
  2. コンピューターテストを受ける
  3. 合計16時間の実技練習
  4. 実技テストを受ける

 

最初の講義で6時間の長いクラスを1回受け、そこでは交通ルールなどを学びます。その数日後に講義で習った内容のコンピューターテストがあります。三択問題ですのであまり緊張する必要はありません。講義の際に貰える教科書がマレー語で理解できないなんてことが起こる場合もあるようですが、KPP Test Malaysia というアプリを使えば自宅でみっちり復習することができるので心配無用!アプリはApple StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできます。

 

その後の実技練習は、8時間が自動車学校の中、残りの8時間は外(合計16時間)を運転し実技テストに挑みます。実技の練習は1日に最大4時間受けることができるようですので、スムーズにいけば早くて1ヶ月半から2ヶ月ほどで免許の取得が可能ということになりますね。ただ実技練習は予約をする必要があり、教習所や時期によっては予約がなかなか取れず時間がかかってしまうパターンもあるそうです。

 

また、実技の際はインストラクターを自分で選択することができるようなのですが、できるだけ英語が話せる方にお願いしましょう。時々マレー語しか通じないなんてこともあるようなので注意です。

 

方法③「国際免許に書き換え」

 

 

この方法は、出張や海外旅行を頻繁にする方、マレーシア以外の国でも運転したい方におすすめです。基本的に、日本で取得した有効な運転免許証を海外で使えるようにする免許は「国外運転免許」と呼ばれ、日本の免許でマレーシアで運転をしたい方が取得する必要のあるものです。

 

また、手数料は大体3,000円ほどで済むようなので安心ですね。国外運転免許を取得するにはそれぞれ地域の

 

・運転免許センターや試験会場

・警察署の運転免許課

 

にて行うことができます。

 

提出書類として、渡航予定又は、渡航済みを証明するものが必要になりますので注意しましょう。期限は1年間と短く、基本的に本人が日本で更新の申請をすることが必要ですが、すでに日本を離れている場合だけ代理人が申請を行うことができます。

 

マレーシアで運転する際の注意点

 

最後に、マレーシアで運転をする際に知っておいてほしいことがいくつかあります。

 

  1. マレーシア人の運転は荒い
  2. バイクには注意
  3. マレーシアは渋滞が激しい
  4. 二重駐車は日常茶飯事

 

マレーシア人の運転の仕方と日本人の運転の仕方はやはり少し違い、日本では目にすることの無いような危なっかしい運転をしている方が多くいます。高速道路ですごいスピードで走ったり、車線変更や合流でも無理やり入ってくるなんてことも。

 

またバイクも危険で、車と車の間をいきなり通り抜けてくる人がいます。特にヘルメットをしていないバイクのドライバーや、家族が(大人2人子ども1,2人)ぎゅうぎゅうになって運転しているバイクなんかもマレーシアにはいますので十分注意しましょう。

 

また、やはり車がよく使われるマレーシアでは渋滞が頻繁に起きます。特に早朝のKLに向かう道、夕方のKLから帰る道は渋滞で全く動きません。マレーシアで渋滞に巻き込まれると、通常かかる時間の2倍以上かかったりする場合もあるため運転をする際には時間には余裕をもって家を出ましょう。

 

そしてもう一つ知っておいて欲しいのは、マレーシアでは二重駐車が当たり前のように起こることです。もちろん二重駐車はしてはいけませんが、万が一あなたの車が出れなくなってしまった時には、連絡先のメモが窓に置いてあったりするのでそれで連絡をしてみたり、無い場合はクラクションを鳴らして気づかせましょう。運転手は近くにいることが多いです。

 

まとめ

 

今回は、マレーシアで有効な運転免許を取得する方法を3つご紹介しました。日本の交通モラルとは少し違ったりして最初はやりにくさもあると思いますが、やはり車が運転できるとマレーシアでの生活がだいぶ楽になります。買い物以外にも、お出やけや小旅行にも車があるだけで行ける幅が広がるためマレーシアをより楽しめます。運転には十分気を付けて、是非車でマレーシアの色々な場所を見に行きましょう!

マレーシア⇔日本の就職・転職・求人をサポート
eeevo recruitは、マレーシア就職/転職/求人はもちろん、マレーシアから日本へのUターン就職/転職/求人もサポートいたします。 マレーシアの事情に精通した日本人、日本の事情に精通したマレーシア人のキャリアコンサルタントが、求職者の方が希望されるキャリアパスやこれまでの経歴に合う職種、ポジションの求人情報をご提案します。 マレーシア国内での就職/転職/求人情報はもちろん、マレーシアで大学を卒業された新卒の方、マレーシアでキャリアアップして日本にUターン転職を希望されている方への求人情報提供、コンサルティングも行って おります。
マレーシアで働くならどのエリア?
日本人を対象とした求人が多いのは、日系企業が多い都市部が中心。求人数が多いのはだんとつでクアラルンプールとその近郊のセランゴール州です。
・クアラルンプール(首都):日本人の大部分はクアラルンプール在住。歴史ある日本人コミュニティがあり、発展した住みやすいエリア。求人数は多く、仕事を見つけやすい。
・セランゴール州:クアラルンプール近郊のエリア。工業団地に工場を構える日系製造業多数。求人数は多く、仕事は見つけやすいが、公共交通機関があまり発達しておらず車がないと不便。
・ペナン州:発展したペナン島の都市部が観光地として有名ですが、橋を渡った半島部には工業地帯が広がり日系企業も多数。移動には車が必須だが、程よく発展して住みやすいエリア。求人情報数はあまり多くない。
・ジョホールバル:マレー半島南端に位置するシンガポ―ルに最も近い町。日本人コミュニティあり。求人情報数は少ない。
・サバ州/サラワク州:ボルネオ島に位置し、製造業が多いエリア。求人情報数は少ないが、給与は高め。
マレーシア就職に役立つコラム更新中
マレーシア就職やマレーシアでの生活に役立つようなコラムを随時更新しています。現地の生活や物価、オフィスで働く様子が分かるようなコラムなので、「マレーシアで働きたいけど、現地での生活がちょっと不 安」という方はぜひご覧ください。
マレーシアの日系企業で働く日本人の通勤用オフィスカジュアル
転職に必須の英文履歴書を書くコツと裏技
「現地採用」と「正社員」の違いとは
クアラルンプールの通勤手段
現地採用のランチ事情にみるマレーシアの物価
私がマレーシアで働く理由~新卒でマレーシアに就職した24歳に聞きました