マレーシアでの荷物の輸送・受け取りは?マレーシアの国際宅配便事情

カテゴリ:
ライフハック
更新日:
2021.04.20
マレーシアに長い間住んでいると、マレーシアのお土産を日本に送ったり逆に日本から荷物を送ってもらうことも多くなると思います。手続きも全て英語になるため、英語に自信がないといった方にとってはさらにレベルが高いと感じるのではないでしょうか。今回はそんな方のために、マレーシアの国際宅配便の方法と受け取り方両方を詳しく解説します。

 

マレーシアから日本に荷物を送る方法

 

 

主な輸送方法を比較!

マレーシアから国際便で日本に荷物を送る方法はいくつかあり、主なものとして下記のような方法があります。

 

・EMS

・Flexi Pack

・船便

・その他航空便(SAL便など)

・民間業者(FedEXなど)

 

なかでもマレーシアの郵便局POSが運営しており、主要な配送方法の規定や特徴は以下の通りです。

この中で一番無難でおすすめなのはEMSです。EMS(Express Mail Service)は他の輸送方法よりも届くスピードが早く、大抵の場合は2週間以内で荷物を国外に送ることができます。また、荷物が郵便局で受理されてから受取人に受け取られるまでの追跡をすることができ、紛失時などの保証もついていることが特徴です。

 

国際宅配便はこのEMSを利用している人が多く、おそらく一番安心して利用できます。(実際に私自身も国際宅配便ではEMSを利用しており、今のところ大きなトラブルなどはありません。)しかしEMSの短所としては料金が他のサービスよりも高額であることが挙げられます。

 

できるだけコストを安く抑えたい方は、Flexi Packを利用してみるのもいいかもしれませんね。Frexi Packは軽い荷物の輸送に対応しているサービスで、自分で専用の封筒または箱を購入して送ります。以前は2kgまで対応していたようですが、現在POSのWebサイトで確認できるのはMサイズ(500g)まででした(2023/06/02現在)。EMSと比べるとかなり安くはなりますが、保証や追跡のサービスは別料金ですので注意しましょう。Flexi Packの詳細や詳しい値段はこちらのウェブサイトからチェックできます。

 

国際宅配便で送れないものは? 

国際宅配便を利用する際に一番気をつけないといけないことは、荷物の中にも送れる物と送れない物があるということです。

 

マレーシアから日本に送れない物は以下のような物があります。

・野菜や果物などの生物

・酒類

・乳製品

・昆虫や動物、魚など

・動物の毛皮

・植物の種、土

・ライターやスプレー、花火などの危険物

・刃物

・電化製品

 

これらの物は荷物の中に入れないようにしましょう。壊れたり、紛失したりするリスクを考慮すると、貴重品も入れない方が無難です。実際に、クレジットカードなどを送ることは禁止されています。またこれらの物以外にもより細かい規制があるため、荷物を送る際は自身でも毎回確認するようにしておきましょう。

 

荷物を郵便局から送ってみよう!

 

マレーシアから日本へ国際宅配便を送る際は郵便局から送ることができます

 

送り方のステップとしては、

①荷物を包装する

②郵便局の窓口で伝票に必要事項を記入する

③重さをはかり料金をチェックする

④控えをもらい、オンラインの追跡システムで荷物が届くまでの状況をチェックする

 

荷物を包装するための箱などは郵便局で購入することができますが、壊れやすい物などがある場合はその物を包むための包装を別で用意しましょう。特に国際宅配便は荷物がかなり雑に扱われることが多く、壊れやすい物は輸送中に壊れてしまう可能性があるので注意してください。荷物を包装したらその荷物を郵便局の窓口に持っていき、そこで伝票に必要情報を記入します。

 

記入する情報は大体以下のようなものです。

 

・差出人の情報(氏名、電話番号かメールアドレス、住所)

・受取人の情報(氏名、電話番号かメールアドレス、住所)

・指定する送付方法にチェック(船便または航空便)

・荷物の中に入っている物の詳細

・サインと日付

・返品方法

 

これらの情報を記入したら、包装した荷物の重さを測り輸送にかかる料金を確認します。その料金を窓口で払い、追跡番号を受け取ったらその後はその荷物が受取人に届くまで追跡番号で荷物を追跡しましょう。追跡はこちらのサイトから確認することが可能です

 

 

 

マレーシアで荷物を受け取る方法

 

マレーシアでの宅配はどう受け取る?

送られてきた荷物は宅配業者によってあなたの家に送られてきます。送られてくるタイミングは、先ほどご紹介した追跡番号と追跡サイトで確認することができます。荷物が届くと、宅配業者が家の前でクラクションなどを鳴らして知らせにくるか、もしくは電話で取りに来て欲しいとの連絡が来ます。

 

ただ受け取り時間は指定することができないため、荷物が届いたタイミングでどうしても外出中だという場合もあるでしょう。場所によっては、コンドミニアムの管理人室などに保管してもらえる場合もありますが、そうでない場合の対策としていくつか方法があります

 

留守で受け取れなかった場合は?

留守中の急な宅配ですぐに受け取ることができない場合は以下のような方法で受け取ることができます。

 

・再配達をしてもらう

・郵便局まで行って自分で取りに行く

・最寄りのPop Boxを利用する

 

日本で再配達を頼めるように、マレーシアでも郵便局に電話をして頼むことは可能です。しかし日本と違って、伝えた時間通りにくる可能性は低く、逆に手間になってしまう可能性があります。ですので、留守で受け取れなかった荷物は自分で郵便局まで取りに行くのが無難です。不在票や追跡サイトに記載されている電話番号に電話をして、どこに取りに行けばいいかを確認しましょう。その際にパスポートなどの身分確認証を持っていくことをお忘れなく!

 

また、留守中の宅配を受け取る方法として、Pop Boxの利用が便利でおすすめです。Pop Boxとは、郵便物が保管されるロッカーのようなもので、パスワードを入力すると扉が開き荷物を受け取ることができるというサービスです。荷物を送る際に記入する住所をPop Boxの住所にしておくと、そこに荷物が届いた時にパスワードがSMSメールであなたに届きます。自分の都合のいい時間に取りに行くことができるので、とても楽ですよ。Pop Boxはコンドミニアムの敷地内や駅、ショッピングモールなど様々なところに設置されています。最寄りのPop Boxを確認しておきましょう

 

 

 

まとめ

今回は、マレーシアから荷物を送る方法と受け取る方法を詳しくご紹介しました。マレーシアに長期的にいるとなると、必ず必要になってくる郵便物の輸送や受け取り。日本とマレーシア間以外でも、ネットショッピングで購入したものを受け取ったり、日本以外の国に荷物を送ったりする場合でも必要になってくる知識です。

 

特にマレーシアに来てまだ間もない方にとっては、少し挑戦しにくさを感じるかもしれませんが、意外と簡単にできるのでぜひ挑戦してみましょう。もちろん何かわからないことがあれば、郵便局で窓口のスタッフに聞けば助けてくれますよ

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・ジョホールバル:マレー半島南端に位置するシンガポ―ルに最も近い町。日本人コミュニティあり。求人情報数は少ない。
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